自分流のマイクロフォーサーズの撮影方法

1、マイクロフォーサーズは一般的に
・高感度耐性が悪い
・ボケにくい
と言われています。

2 ボケにくい=被写界深度が深い
マイクロフォーサーズはフルサイズと比較すると被写界深度が2段分深い。APS-Cとは約1段分深い。
これは、一般的に背景がボケにくいということになります。
ただし逆に考えると、同じ被写界深度を得たい場合でも絞り値を2段分開けられる=ISO感度を2段分落として撮影できるということになります。
例えば
集合写真の場合、フルサイズでF2.8で撮影すると前面側の人に合わせると、後部側の人がボケやすくなります。普通なら何段か絞って撮影しないとなりません。マイクロフォーサーズだと同じF2.8でもボケにくくなります。
これはフルサイズだと絞るために、ISOを上げるとか、照明を明るくする必要がありますが、マイクロフォーサーズはISOを上げずに撮影できます。

3 シャドウノイズが多い
マイクロフォーサーズは、フルサイズ、APS-C機と比較するとシャドウノイズが多くなるという特徴があります。
これは、撮った写真で言うと、
・写真の暗い場所のノイズが増える、
・明るく補正した際にノイズが目立つ
という意味です。

4、自分流マイクロフォーサーズの使い方
自分がマイクロフォーサーズを使うときは
・無駄にプラス補正をしない
・プラス補正は+1段まで。
・白飛びがおきないようにハイライト側のダイナミックレンジをギリギリまで使う
・困った時は、プラス補正しない
という撮り方です。

5、白飛びしてほしくないハイライト部分は適正露出からプラス1段
前記で+1段とは、経験的にハイライト側のダイナミックレンジをギリギリ使える範囲となります。
経験から白飛びしてほしくないと思うハイライト部分を適正露出からプラス2/3~1で撮るのがベスト。プラス1段で撮れば、RAW現像でマイナス補正をしても意図した階調で戻ってきます。ただしISO毎にダイナミックレンジは変わるので、ISO200で撮ることが前提条件です。 
白飛びさせたくない部分は、撮ったままの画像を確認すると少し飛んでしまってます。ですが、RAW現像を行うことで、プラス1段は許容範囲として意図した階調に戻すことができます。(JPEG画像からは無理です)

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